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水を抜く「落水」 〜収穫前の見えない仕上げ作業が味を決める〜 🌾

皆さんこんにちは!

 

宮城県石巻市でお米を中心に長ネギや大豆などの農産業を営んでいる

株式会社クリーンライス、更新担当の富山です。

 

 

 

水を抜く「落水」

〜収穫前の見えない仕上げ作業が味を決める〜 🌾


🌱 落水とは収穫前の最終調整

 

稲作における「落水」とは、収穫前に田んぼの水を抜く作業を指します。田植えから始まり、分げつ、出穂、登熟と長い時間をかけて育ててきた稲を、収穫へ向けて仕上げる最終段階ともいえる工程です。

稲作というと「水を張る農業」というイメージが強いですが、実は最後は水を抜くことで完成に近づきます。この落水は単なる水抜きではなく、稲を収穫に適した状態へ導くための重要な管理作業です。


☀️ なぜ水を抜く必要があるのか

 

落水の目的は主に3つあります。

まず第一に、地面を乾かすこと。収穫時に田んぼがぬかるんでいると、コンバインが入れず作業効率が大きく落ちます。最悪の場合、機械がスタックしてしまい作業不能になります。

第二に、稲の倒伏防止。水分が多い状態だと稲が柔らかくなり、風や雨で倒れやすくなります。倒伏すると刈り取りが難しくなり、品質低下にもつながります。

第三に、成熟の促進。水を抜くことで稲は「生命の危機」を感じ、最後の力で実を充実させます。この働きが粒の締まりや甘みにつながります。


🌾 お米の味を左右する落水管理

 

落水の良し悪しは、実はお米の味に直結します。適切に水を抜くことで、デンプンの蓄積が進み、粒にコシが出ます。

逆に水管理を誤ると
✔ 未熟米が増える
✔ 粒が軽くなる
✔ 食味が落ちる
といった結果になります。

つまり落水は、見えない品質管理なのです。


📅 絶妙なタイミングが命

 

落水は一般的に収穫の7〜14日前に行われます。しかしこれは目安であり、実際には天候・土質・品種によって判断が必要です。

早すぎると十分に実が太らず
遅すぎると地面が乾かない

農家は田んぼを毎日観察し、最適なタイミングを見極めます。


🌿 土づくりへの影響

 

落水は翌年の田んぼづくりにも関係します。しっかり乾かすことで土中のガスが抜け、土壌環境が改善されます。

これは次の作付けへの準備でもあり、長期的な土づくりの一環でもあります。


📝 まとめ

 

落水は、収穫前の仕上げであり、品質を高める重要な工程です。最後まで丁寧に管理することで、味・品質・収量すべてに良い影響が出ます。

美味しいお米は、最後の一手間で決まると言っても過言ではありません 🌾✨


 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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