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💧田んぼに水を入れる ~苗を植える前の大切な準備~

皆さんこんにちは!

 

宮城県石巻市でお米を中心に長ネギや大豆などの農産業を営んでいる

株式会社クリーンライス、更新担当の富山です。

 

 

 

💧田んぼに水を入れる

~苗を植える前の大切な準備~

育てた苗を田んぼに植えるためには、まず「水」を張らなければなりません。


この工程は、見た目以上に繊細で、稲づくりの要ともいえる大切な作業です。


🌾1. 水を張る意味

 

田んぼに水を張るのは、ただ苗を植えるためだけではありません。


主な目的は、

  • 雑草の発生を防ぐ

  • 土の温度を保ち、苗の成長を助ける

  • 水の重みで土を安定させる

という大切な役割があります。

つまり、田んぼに水を張ることは「稲が育つための環境を整える」ことなんです。


💧2. 均一な深さにする

 

田んぼ全体に水を入れたら、次は「ならし」の作業。
水の深さが均一でないと、苗が浮いたり沈んだりしてしまい、
成長にムラが出てしまいます。

そこで、レーザーや水準器を使って平らに調整したり、
昔ながらの木製の“レーキ”を使って、細かく均していく農家さんもいます。

このひと手間こそが、美しい田植え風景をつくる秘密なのです。


🌤3. 水加減の見極めがカギ

「水は多すぎても少なすぎてもダメ」。
苗がしっかり根を張るためには、**ほどよい水深(約3cm〜5cm)**が理想です。

最初のうちは浅く、
根が張ってきたら少しずつ深くしていく。
そうやって稲の成長段階に合わせて水の量を調整していくのが、
長年の経験と勘の見せどころです🌾


🍃4. 水の流れと太陽の力

 

田んぼには「入り口」と「出口」があり、
新しい水を入れ、古い水を抜く仕組みが作られています。
こうすることで、常に新鮮な水と空気が循環し、稲が元気に育つのです。

太陽の光が水面に反射し、キラキラと輝く風景は、
まさに日本の原風景そのもの✨


🌸まとめ

 

💧田んぼに水を張るのは、苗を迎えるための準備。
🌾均一な深さと温度管理が、美しい稲に育てるカギ。
☀️水と太陽、そして人の手がつくる「命のステージ」。

田んぼに広がる水面は、これから育っていく稲たちの新しい世界。
静かな水のゆらぎの中には、農家さんの祈りと希望が込められています。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🌱育苗(いくびょう) ~選んだ種もみを苗箱にまき、ビニールハウスで大切に育てる~

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🌱育苗(いくびょう)

~選んだ種もみを苗箱にまき、ビニールハウスで大切に育てる~

お米作りの始まりは「種もみ」から。


そして、その種を“苗”へと育てる大事な工程が「育苗(いくびょう)」です。


この時期の手間ひまが、秋の収穫を大きく左右すると言われています。


🌾1. 種もみをまく前の準備

 

まずは、しっかり選別した健康な種もみを用意します。
水に浮く軽い種や、病気がついたものは取り除きます。
選ばれた種もみは、消毒・浸水・催芽(さいが)といった工程を経て、
芽が少し顔を出すくらいに準備されます。

ここまでのひと手間で、苗の生育スピードや病気への強さがまったく違ってくるんです。
「お米づくりは、苗づくりで決まる」と言われるほど、この段階が大切なんですね。


🌱2. 苗箱にまく ― 命のスタートライン

 

次に、苗箱に土を敷き、種もみを均一にまきます。
一粒一粒が新しい命のスタート。
ムラなくまくために、手作業で丁寧に均す農家さんも多く、
まるで絵を描くように慎重に進めます。

上から薄く土をかけたら、いよいよビニールハウスへ。
ここからが本格的な育苗の始まりです。


🌤3. ビニールハウスでの管理

ビニールハウスの中は、まるで苗たちの“保育園”。
温度や湿度、水分をしっかり管理しながら、
日差しをたっぷり浴びて健やかに育つように見守ります🌞

朝夕の温度差が大きい時期には、
ハウスを開けて風を通したり、夜は保温シートで守ったり…。
苗たちが病気にならないように、毎日細かなチェックが欠かせません。


🌿4. 苗が育つと…

 

10日ほど経つと、薄い緑の芽がハウスいっぱいに広がります。
その光景はまさに「生命のじゅうたん」。
成長が順調だと、農家さんの顔にも自然と笑顔がこぼれます。

そして、田植えが近づくと、苗を外に出して「慣らし」を行います。
外の風や温度に少しずつ慣れさせることで、
田んぼに移したときに丈夫に育つのです。


💬まとめ

 

🌱育苗は、稲づくりの心臓部。
🌤環境を整え、愛情をかけることで強い苗に育つ。
💧この時期の努力が、秋の黄金の稲穂へとつながる。

お米づくりは自然との対話。
苗たちの声に耳を傾けながら、農家さんの手で今日も命が育まれています🍃

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🌾種もみの準備

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🌾種もみの準備

 

 

 

土づくりと同じ時期に、もう一つ欠かせない大事な作業があります。

それが「種もみの準備」です。

稲作においては、最初にどんな種を選び、どう扱うかが、その年の収穫を大きく左右します。

小さな一粒の種が、のちに広大な田んぼを黄金色に染める――その始まりがこの工程なのです。


種もみの選別

 

種もみはすべてが同じ品質ではありません。中には不完全に育った粒や病気にかかった粒も混ざっています。そのまま使うと発芽がそろわず、苗が弱々しく育ってしまいます。

そこで行われるのが「塩水選」です。塩を溶かした水に種もみを入れると、充実して重い粒は沈み、軽い未熟な粒は浮きます。浮いた粒を取り除き、沈んだ粒だけを残すことで、強い苗に育つ可能性が高まります。

この方法は昔から受け継がれてきた知恵で、シンプルながら効果抜群。まさに“苗づくりの第一関門”です。


病気を防ぐための消毒

 

選び抜かれた種もみも、そのままでは病気のリスクがあります。苗立枯れ病などにかかると、せっかくの努力が水の泡になることも。そこで、薬剤での消毒や「温湯消毒」が行われます。

温湯消毒は、60℃前後のお湯に種もみを一定時間浸ける方法。病原菌を死滅させる効果があり、薬剤を使わないので環境にも人にも優しいと注目されています。近年ではこの方法を取り入れる農家も増えています。


水に浸けて芽出しの準備

 

消毒を終えた種もみは「浸種」と呼ばれる工程に移ります。数日間水に浸けて吸水させることで、芽が出やすい状態にします。水温や浸ける日数は地域や気候によって調整し、農家の経験がものをいいます。

次に行うのが「催芽(さいが)」。一定の温度で管理すると、小さな芽が出てきます。この芽がほんの少し顔を出した状態で播くのが理想です。発芽が揃い、丈夫な苗が育つ確率がぐんと高まります。


昔と今の違い

 

かつては、種もみの準備は家族総出の仕事でした。

桶に種を入れて塩水で選別し、竈でお湯を沸かして温湯消毒を行い、発芽の具合を見ては一喜一憂していました。

今では機械や専用設備を使って効率的に処理できますが、「良い種を選び、ていねいに準備する」という考え方は昔から変わりません。


種もみに込める願い

 

農家が種もみを手に取るとき、そこには特別な思いがあります。

「この小さな一粒が、秋には立派な稲穂になる」という期待です。

一粒一粒の選別や管理には、手間も根気も必要ですが、その分だけ豊かな実りにつながります。


まとめ

 

  • 種もみはその年の稲作を左右する重要なスタート。

  • 「塩水選」で未熟な粒を取り除き、元気な種を選ぶ。

  • 消毒や温湯処理で病気を防ぎ、安全に育てる準備をする。

  • 浸種・催芽で発芽を整え、苗代に備える。

  • 昔も今も、ていねいな種もみ準備が豊作のカギとなる。

 

秋の実りは、一粒の種もみに込められた農家の願いから始まるのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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🌱土づくりの始まり

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🌱土づくりの始まり

 

 

 

稲作の一年は「土づくり」から始まります。

冬の間に眠っていた田んぼに春の光が差し込み始める頃、農家は新しい一年の準備に動き出します。

土づくりは単なる準備作業ではなく、稲の成長を左右する“基礎工事”のようなものです。

丁寧に行えば行うほど、秋に黄金色の稲穂が揺れる光景が待っています。


固く締まった大地を耕す

 

冬の間、田んぼの土は雪や霜、雨にさらされてカチカチに固まります。そのままでは水が浸透しにくく、根も張りにくい状態です。春になると、まずトラクターや耕耘機を使って土を深く耕します。これを「荒起こし」と呼び、固まった土をほぐすと同時に、地中に空気を送り込みます。

空気が入ることで土中の微生物が活発になり、分解作用が進んで肥沃な土になります。昔ながらの田んぼでは牛や馬を使って耕す風景もありましたが、今は機械化が進み、より効率的に行えるようになりました。


肥料を混ぜ込み、土に力を与える

 

耕す作業と並行して欠かせないのが肥料の投入です。

稲が元気に育つためには、バランスの取れた栄養が必要です。

三大要素と呼ばれる「チッ素・リン酸・カリウム」を中心に、それぞれ役割があります。

  • チッ素:葉や茎の成長を促し、青々とした稲を育てる。

  • リン酸:根の発達を助け、丈夫な苗にする。

  • カリウム:病気や気候への耐性を高める。

 

さらに、米ぬかや堆肥、鶏ふん、牛ふんなどを組み合わせて使う農家も多いです。

化学肥料だけに頼らず、有機物を取り入れることで土の持つ力が引き出され、長期的に田んぼが健全な状態を保てます。


「代かき」で水と土のバランスを整える

 

耕して肥料を入れた後に行う大事な作業が「代かき」です。

田んぼに水を張り、泥状にかき混ぜて表面を平らにします。これにはいくつもの効果があります。

  • 水が田んぼ全体に均等に行き渡る

  • 雑草の芽を抑える

  • 苗を植えやすくする

 

代かきは仕上げのように見えますが、稲が根をしっかり張るために非常に重要な工程です。

「代かき八分」という言葉があるように、稲作の成否を8割決めるとまで言われています。


昔と今の違い

 

かつては人力で鍬を使い、家族総出で土を起こしていました。

腰をかがめて延々と続ける作業は重労働で、春の田んぼには人の声と汗があふれていたといいます。

今はトラクターやロータリーの普及でずっと効率化されましたが、「土を大切に扱う」という考え方は昔も今も変わりません。


土づくりに込められる願い

 

農家にとって土づくりは、秋の収穫を思い描きながら行う大切な儀式でもあります。

土を耕すたびに「今年もいいお米が育ちますように」と願いを込め、肥料を撒くたびに「稲に力を与えよう」という気持ちで取り組んでいます。


まとめ

 

  • 土づくりは稲作の基礎であり、一年の成否を左右する。

  • 耕すことで土を柔らかくし、空気を入れて微生物を活性化させる。

  • 肥料や堆肥で栄養を整え、稲が育ちやすい環境をつくる。

  • 代かきで水と土を均一にし、苗が根を張りやすくする。

  • 昔も今も「土を整えること」は農家にとって大切なスタート。

 

秋の豊かな実りは、この春の土づくりから始まっているのです。

 

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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四季と共に歩む仕事 🍀🌸☀️🍂❄️

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四季と共に歩む仕事 🍀🌸☀️🍂❄️

 

 

 

米づくりは「自然と一緒に生きる仕事」です。


春夏秋冬のリズムに合わせ、それぞれの季節ごとに違う作業が待っています。

ここでは、一年を通した流れをわかりやすくご紹介します。


🌸 春 ― 命の始まり

 

春は「米づくりのスタートライン」。

  1. 田おこし・代かき:田んぼを耕し、水を張って土を平らにします。

  2. 苗づくり:種もみをまき、小さな苗を育てます。

  3. 田植え:田植え機で苗を植える瞬間は、農家にとって特別な時期です。

水を張った田んぼに映る空と苗の緑は、春の風物詩そのものです。🌱


☀️ 夏 ― 成長と管理

 

夏は稲が大きく育つ時期。

  • 水の量を調整して根を守る

  • 雑草や害虫の発生を防ぐ

  • 台風や猛暑に備える

農家にとっては毎日が観察と対応の連続です。強い日差しの中、汗を流しながら稲を見守る姿は「自然との真剣勝負」を象徴しています。🌞


🍂 秋 ― 黄金色の収穫

 

秋は待ちに待った収穫の時。

田んぼ一面が黄金色に輝き、稲穂が垂れる光景はまさに日本の原風景です。
稲刈りは大変な重労働ですが、「新米を届けたい」という思いが支えになります。

収穫したお米は乾燥・籾すりを経て、つややかな新米として消費者のもとへ。
「やっぱり新米は香りも味も違う」と喜ばれる瞬間が、農家にとって何よりのご褒美です。✨


❄️ 冬 ― 静けさと準備

 

冬は田んぼが休む季節。

  • 土づくりや肥料の準備

  • 農機具の整備

  • 来年の計画立案

農作業が少なくなるこの時期も、次の収穫に向けた準備は続いています。
また、地域によっては収穫を神に感謝する祭りや行事も行われ、農業が文化や信仰と深く結びついていることを実感します。❄️


✅ まとめ


米づくりは一年を通じた「四季との対話」です。


春に始まり、夏に育ち、秋に実り、冬に備える――このサイクルを毎年繰り返すことで、私たちの食卓にはおいしいお米が届けられます。

 

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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米農家の役割 🌾🍚

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米農家の役割 🌾🍚

 

 

 

米農家と聞くと、「田んぼで稲を育てている人」というイメージを持つ方が多いかもしれません。

けれど実際には、その役割は想像以上に広く、そして深いものがあります。

米農家は単なる生産者ではなく、日本の暮らしや文化、地域社会の基盤を守る存在でもあるのです。


🍚 日本の主食を支える存在

 

日本人にとって、お米は主食であり「命をつなぐ食べ物」です。パンや麺類も普及していますが、やはり「ごはんを中心とした食事」は今も変わらず家庭の中心にあります。


毎日安心して食卓に並ぶお米の背景には、米農家の努力と知恵、そして自然と向き合う姿勢があります。米農家がいなければ、私たちの食生活の安定は成り立ちません。


🌍 自然と地域を守る

 

田んぼは単なる食料生産の場ではありません。
雨水を一時的にためて洪水を防ぐ「貯水池」の役割を果たしたり、トンボやカエル、小鳥など多くの生き物を育む「生態系のゆりかご」にもなっています。
つまり、米農家が田んぼを守り続けることは、そのまま地域の自然環境を守ることにつながっているのです。

さらに田んぼの風景は、日本人の心の原風景でもあります。青々とした稲田や黄金色の稲穂が揺れる景色は、観光資源や地域の魅力としても大切にされています。


👨‍👩‍👧‍👦 安心・安全を届ける

 

食の安心は今の時代、とても重視されています。
農薬や肥料の使い方、田んぼの水質管理、栽培方法など、米農家は「安全でおいしいお米をどう作るか」を常に考え、工夫しています。無農薬や有機栽培に挑戦する農家も増え、消費者のニーズに応える取り組みが進んでいます。

特に小さな子どもや高齢の方が口にするものだからこそ、米農家は「自分の家族に食べさせたいと思えるお米を作る」という気持ちで日々努力を重ねています。


💡 新しい挑戦と未来

 

かつては農協や市場を通して出荷するのが一般的でしたが、今はインターネットや直売所で直接販売する農家も多くなっています。お客さんから「とてもおいしかった」「毎年この新米を楽しみにしています」という声をもらうことで、大きなやりがいを感じています。

さらに最近では、農業体験や田植えイベントを通じて、消費者に米づくりを体験してもらう活動も広がっています。これにより、農家と消費者の距離がぐっと近くなり、食への理解や感謝の気持ちも育まれています。


🌾 米農家は「食を育てる人」であると同時に、「文化を守る人」「地域を支える人」。その役割はとても尊く、日本の暮らしを根本から支えているのです。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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稲刈りがはじまりました!

こんにちは!!!

天候により、予定より少し遅くなりましたが稲刈りが始まりました。

今年は水不足も心配でしたが、影響受けることなくすみました。

 

 

第8回長ネギ雑学講座

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【シリーズ⑧】ネギ農家としての誇りとこれから

 

 

今回は、私たちが日々感じている「ネギ農家としての誇り」と「これからの展望」についてお話しします。


命を育てる仕事への誇り

 

長ネギはとてもデリケートな作物です。


天候、病害虫、土壌の状態など、あらゆる要素に左右されやすく、育てるのは簡単ではありません。

それでも、時間をかけて丁寧に育てたネギが畑にすっと並んだ姿を見たとき、自然と「ありがとう」という気持ちが湧きます。

さらに、そのネギを食べてくださったお客様から
「甘くて美味しい!」「また買いたい」
という声をいただける瞬間、私たちにとって何よりの喜びとなります。


地域に根ざした農業の喜び

 

石巻という土地で農業を続けていると、地域とのつながりの大切さを実感します。

地元の直売所やイベントで「ネギ買いに来たよ!」と声をかけていただけるたびに、この土地で農業をしていて本当に良かったと思います。

また、学校給食や飲食店を通じて、子どもたちや家庭に直接届くこともあります。
「地域の暮らしに役立っている」と実感できることは、大きな励みです。


これからの挑戦と夢

 

私たちは、農業の新しい可能性にも挑戦しています。

SNSで畑の様子を発信すると、「農家のリアルが見られて面白い!」と若い世代から反応をいただけることが増えました。


さらに、ネット販売を通じて遠方のお客様に「石巻のネギ」をお届けできるようにもなりました。

今後は、農業体験イベントやオンライン交流などにも取り組み、もっと多くの方に農業を身近に感じてもらいたいと考えています。


結びに

 

私たちにとって農業は「仕事」であり「生き方」そのものです。

一本のネギに込めた努力と愛情を、食べてくださる皆さまにしっかりと届けられるよう、これからも挑戦を続けていきます。

石巻の大地で育ったネギを、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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第7回長ネギ雑学講座

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【シリーズ⑦】美味しい長ネギの見分け方&保存法

 

 

今回は、毎日の買い物や料理に役立つ「美味しい長ネギの見分け方」と「長持ちさせる保存方法」を、農家目線でお伝えします。


美味しいネギを見分けるポイント

 

スーパーや直売所で並ぶネギを前に、どれを買おうか迷ったことはありませんか?
そんなときは、次の3つのポイントをチェックしてみてください。

1. 白い部分が太くてまっすぐ


土の中でしっかり育ったネギは、白い部分が太くて締まりがあります。
真っ直ぐ伸びているものは栄養が均等に行き届いていて、火を通すと甘みが強く、とろける食感になります。

2. 葉先がピンとしている


青い部分は鮮度を見分けるサイン。
しなびていたり色がくすんでいるものは鮮度が落ちています。
逆にピンと張って濃い緑色のものは香りもよく、薬味や炒め物にぴったりです。

3. 切り口がみずみずしい


収穫したてのネギは、断面がみずみずしく潤っています。
乾燥していたり茶色くなっているものは、鮮度が落ちている証拠です。

この3点を確認すれば、まず間違いなく美味しいネギを選べます。


保存の工夫で長持ちさせよう

 

せっかく良いネギを選んでも、保存方法を誤るとすぐに鮮度が落ちてしまいます。
ここでは、農家直伝の保存方法をご紹介します。

冷蔵保存の場合


新聞紙やキッチンペーパーで包み、立てて保存するのがベスト。
ネギは縦に育つ野菜なので、立てて保存した方が長持ちします。
野菜室に牛乳パックを切って立てるスタンドを作るのもおすすめです。

冷凍保存の場合


余ったネギは小口切りにして保存袋へ入れ、そのまま冷凍庫へ。
凍ったままスープや炒飯に入れられて便利です。
白い部分と青い部分を分けて保存すると、料理の用途に合わせて使いやすくなります。

部位ごとの使い分け

  • 白い部分 → 鍋や煮物に

  • 葉の部分 → 薬味や炒め物に

  • 青い部分 → スープや煮込み料理に

部位ごとに特徴を活かして使えば、一束を余すことなく美味しく楽しめます。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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第6回長ネギ雑学講座

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【シリーズ⑥】ネギ農家の1年スケジュール!~四季と共に歩む暮らし~


今回は、ネギ農家がどんな1年を過ごしているのか、季節ごとの仕事と畑の様子をご紹介します。

長ネギは、実はとても手間のかかる野菜です。
収穫の裏には、計画的で繊細な年間スケジュールがあるんです。
では、春から順番に見ていきましょう!


■ 春:スタートの季節~土づくりと種まき~

 

3月頃、畑が春の陽気に包まれはじめると、いよいよ農作業が本格的に始まります。

最初の仕事は“土づくり”。
前年の残渣を取り除き、土を耕し、有機肥料や堆肥を入れて、フカフカの畑をつくります。
この作業が1年の収穫を大きく左右する“基礎工事”のようなものです。

続いて“種まき”と“苗の育成”。
ハウスやトンネルで育てる苗は、気温と湿度の管理が重要。
芽が出たばかりの小さな命に、毎日目を配りながら大切に育てていきます。


■ 夏:体力勝負の本番~定植と雑草との闘い~

 

6月〜7月、育った苗を畑に植え替える「定植」の季節がやってきます。
炎天下の中、何千本、何万本という苗を1本1本手作業で植えていく作業は、まさに体力勝負!

植えた後も、休む暇はありません。
ネギの周囲にはすぐ雑草が生い茂るため、「草取り」は欠かせない日課です。
また、成長を助けるための“追肥”や、病害虫の防除も必要です。

この時期は、ネギも農家も“ぐんぐん成長”する、そんな季節です。


■ 秋:実りを支える~土寄せと太らせ作業

 

9月〜10月は、ネギがグングン背を伸ばし、白い部分を太らせていく大事な時期。
この“白ネギの美しさ”を決めるのが、「土寄せ」です。

ネギの根元に繰り返し土を寄せることで、日光を遮り、白くて柔らかい部分を長く育てることができます。
同時に、成長に必要な栄養を補う“追肥”も並行して行います。

この時期は、土の状態、天候、気温、湿度を毎日確認しながら、ネギの“理想のかたち”を目指して育てていく、まさに“仕上げ”の期間です。


■ 冬:収穫、出荷、そして来年へ

 

11月から2月にかけて、いよいよ収穫本番!

寒さが厳しくなるほど、ネギは甘みを増し、風味も豊かになります。
収穫は毎日早朝から。気温が氷点下の日も、畑に出て作業を続けます。
抜いたネギはすぐに調整・箱詰めし、出荷の準備。この繁忙期にはスタッフ総出で対応します。

そして、年が明けるとすぐに“次の作付け”の準備が始まります。
圃場(ほじょう)の整備、土壌の再生、計画の立案――農家の1年に、終わりはありません。


いかがでしたか?

ネギ農家の1年は、自然と共にあり、毎日が真剣勝負です。
それでも、収穫の喜びや食卓での笑顔を思えば、大変さも吹き飛ぶほどのやりがいがあります。

次回は、【ネギの美味しさを引き出す保存方法&食べ方】についてご紹介予定です。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

 

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