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第5回長ネギ雑学講座

皆さんこんにちは!

 

宮城県石巻市でお米を中心に長ネギや大豆などの農産業を営んでいる

株式会社クリーンライス、更新担当の富山です。

 

 

 

【シリーズ⑤】収穫のときがやってきた!~ネギ農家にとって最高のご褒美~

 

日差しがやわらかくなり、畑に吹く風にもどこか“収穫の香り”を感じるようになると、私たち農家の胸が高鳴ります。そう、いよいよこの時期――「収穫の季節」がやってくるのです。

長ネギ農家にとって、収穫は“半年以上の努力が報われる瞬間”。畑で汗をかいた日々を思い出しながら、ひとつひとつ、丁寧にネギを抜いていきます。


■ 抜くときの手ごたえがたまらない!

 

ネギの収穫は基本、手作業です。
冬の冷たい風の中、しっかりと根を張ったネギに力を込めて、グッと引き抜く――すると、スポッと気持ちよく抜ける瞬間。
この「重み」と「感触」こそ、農家にとっての快感です。

それはまるで、収穫という宝物を大地から引き上げる感覚。
ずっしりと太く白いネギが土から現れたとき、「よし、いいネギができたな!」と、自然と笑顔がこぼれます。

1本1本のネギに、私たちの想いと手間が詰まっています。
種まきから始まり、苗の世話、定植、草取り、土寄せ、追肥、防除……あらゆる工程を経てやっとここまで育った大切な命。
それを引き抜くこの瞬間は、ネギ農家にとって、何度経験しても飽きない“やりがいの極み”なのです。


■ 根を切り、泥を落とし、丁寧な調整作業

 

収穫したネギは、そのままでは出荷できません。
次に待っているのが“調整作業”です。

まずは、根と余分な葉を切り落とします。
このとき、ネギの白い部分をなるべく美しく、長く残すように注意を払います。
次に、表面に付いた泥を落とし、1本1本の長さや太さを揃え、商品としての見た目を整えていきます。

この調整作業は、出荷先によっても微妙に異なり、スーパー向け、業務用、贈答用など、求められる“見た目”も変わってきます。

ここで気を抜いてしまうと、せっかく立派に育てたネギでも、手に取ってもらえなくなる可能性があるため、農家の腕の見せどころでもあります。


■ 忙しくも嬉しい“出荷”の瞬間

 

箱詰めされたネギが、次々と軽トラックや大型トラックに積み込まれていく光景――
農場が一番活気づく瞬間です。

石巻から全国へ旅立つネギたち。
東京、大阪、仙台、名古屋……どこかの家庭やレストランで、私たちのネギが“美味しい”と言われていると思うと、何とも言えない嬉しさがこみあげてきます。

「このネギが、鍋に入って笑顔を作ってるかもしれないな」
「この1本が、誰かの元気の源になってるといいな」
そんな想像をしながら、ネギの旅立ちを見送るのが、私たちの密かな楽しみでもあります。

出荷の忙しさに追われる毎日ですが、それ以上に「届ける喜び」がある。
それが、ネギ農家にとっての“収穫期の醍醐味”です。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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