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皆さんこんにちは!
株式会社クリーンライス、更新担当の富山です。
今回の第2回では、ネギづくりの最初の一歩、**「種まき」から「苗づくり」**の過程をお話しします。
長ネギが出荷されるまでには、およそ半年から8ヶ月の時間がかかります。そのはじまりが「小さな種」なんです。
野菜づくりの基本は、なんといっても土です。
ネギのように根が深く伸びる作物では、地中深くまでふかふかで栄養のある土が理想です。
私たちは、堆肥や有機質肥料をブレンドしながら、土を2ヶ月近くかけてじっくりと作り上げます。
土づくりを怠れば、その年のネギの出来が大きく左右されると言っても過言ではありません。
一見地味に見える作業ですが、「この土に今年の命を託す」と思えば、手の力も自然とこもるのです。
長ネギの種は黒くてとても小さく、ひと粒が1〜2mmほど。
それをトレーに1粒ずつていねいに播いていく作業は、根気のいる時間です。
温度や湿度を管理したビニールハウスの中で、種たちは数日間じっと土の中に潜み、芽を出すタイミングをうかがいます。
発芽が始まると、薄緑色の糸のような芽がピンと立ち上がってくるのですが、その姿は本当に美しく、何度見ても心が動かされます。
ネギ栽培において、「良い苗を作れるかどうか」が、成功の半分を決めると言われます。
育苗中は、
日差しの強さを見ながら遮光の調整
水やりの頻度を細かく変更
風通しを考慮したトレーの配置替え
病気予防のための換気と間引き
など、まるで保育園のような細やかなお世話が必要です。
この段階でひ弱な苗になってしまうと、畑に出した後に育たなかったり、病気にかかりやすくなったりします。
スタッフ同士で情報を共有し、天候を見ながらタイムリーに対応。まさに「経験と感覚」が試される工程です。
育苗中のネギたちは、1日ごとに少しずつ、でも確実に成長していきます。
朝、ハウスに入って昨日より少し大きくなった苗を見ると、「よし、今日も頑張ろう」という気持ちになります。
どんなに忙しくても、自然の中で命の力を感じられる――これこそが、農業を続ける一番の原動力かもしれません。
次回【シリーズ③】では、育った苗を畑に植え替える「定植作業」の様子を詳しくご紹介します。
長ネギが本格的に“地に根を張る”瞬間。
次回もお楽しみに!
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