-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー

皆さんこんにちは!
宮城県石巻市でお米を中心に長ネギや大豆などの農産業を営んでいる
株式会社クリーンライス、更新担当の富山です。
目次
今回は、ネギ農家がどんな1年を過ごしているのか、季節ごとの仕事と畑の様子をご紹介します。
長ネギは、実はとても手間のかかる野菜です。
収穫の裏には、計画的で繊細な年間スケジュールがあるんです。
では、春から順番に見ていきましょう!
3月頃、畑が春の陽気に包まれはじめると、いよいよ農作業が本格的に始まります。
最初の仕事は“土づくり”。
前年の残渣を取り除き、土を耕し、有機肥料や堆肥を入れて、フカフカの畑をつくります。
この作業が1年の収穫を大きく左右する“基礎工事”のようなものです。
続いて“種まき”と“苗の育成”。
ハウスやトンネルで育てる苗は、気温と湿度の管理が重要。
芽が出たばかりの小さな命に、毎日目を配りながら大切に育てていきます。
6月〜7月、育った苗を畑に植え替える「定植」の季節がやってきます。
炎天下の中、何千本、何万本という苗を1本1本手作業で植えていく作業は、まさに体力勝負!
植えた後も、休む暇はありません。
ネギの周囲にはすぐ雑草が生い茂るため、「草取り」は欠かせない日課です。
また、成長を助けるための“追肥”や、病害虫の防除も必要です。
この時期は、ネギも農家も“ぐんぐん成長”する、そんな季節です。
9月〜10月は、ネギがグングン背を伸ばし、白い部分を太らせていく大事な時期。
この“白ネギの美しさ”を決めるのが、「土寄せ」です。
ネギの根元に繰り返し土を寄せることで、日光を遮り、白くて柔らかい部分を長く育てることができます。
同時に、成長に必要な栄養を補う“追肥”も並行して行います。
この時期は、土の状態、天候、気温、湿度を毎日確認しながら、ネギの“理想のかたち”を目指して育てていく、まさに“仕上げ”の期間です。
11月から2月にかけて、いよいよ収穫本番!
寒さが厳しくなるほど、ネギは甘みを増し、風味も豊かになります。
収穫は毎日早朝から。気温が氷点下の日も、畑に出て作業を続けます。
抜いたネギはすぐに調整・箱詰めし、出荷の準備。この繁忙期にはスタッフ総出で対応します。
そして、年が明けるとすぐに“次の作付け”の準備が始まります。
圃場(ほじょう)の整備、土壌の再生、計画の立案――農家の1年に、終わりはありません。
いかがでしたか?
ネギ農家の1年は、自然と共にあり、毎日が真剣勝負です。
それでも、収穫の喜びや食卓での笑顔を思えば、大変さも吹き飛ぶほどのやりがいがあります。
次回は、【ネギの美味しさを引き出す保存方法&食べ方】についてご紹介予定です。
次回もお楽しみに!
株式会社クリーンライスでは、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!
宮城県石巻市でお米を中心に長ネギや大豆などの農産業を営んでおります。
私たちが採用において最も大切にしているのは、「人柄」です。
ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!